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ライフスキルスクール
10代の妊娠では、特に学生であれば妊娠継続したことによって学業が継続できるのか?ということや親に妊娠したことが言えないという問題が出てくると思います。学生であることや親へ妊娠したことを伝えなくてはいけないこと以外にも、出産・育児となった時の経済的な問題、パートナーに妊娠したことを告げたら別れを切り出されたや連絡が取れなくなったなど様々な問題も起こることもあります。
望まない・意図しない妊娠が起こってしまう背景には、性教育が行き届いていないのも一つの要因だと思います。正しい避妊方法や避妊に失敗してしまった場合の対処方法、妊娠してしまった時にどうすればよいかなどの知識があるだけでも、その人の今後の人生は大きく左右されると思います。もし、中絶できる期間が過ぎてしまったとしても育児が難しいのであれば、養子縁組するなどの選択肢もあります。妊娠したことを親に言うことは、怒られると思うと怖かったりしてなかなか言い出せないことだと思います。言い出せないうちに中絶できる期間を超えてしまったということもあるかもしれません。親に相談できなかったとしても、妊娠してしまった場合や妊娠の可能性があるときには『にんしんSOS』という相談窓口もあるので、適切な対応をとってもらえます。
もし妊娠して中絶を選択したとしても決して中絶を選択した自分が悪かったと思う必要はありません。学校で『命を大切にしましょう』と教わり中絶は悪いこと思うかもしれません。ですが、経済的にも精神的にも安定していない状態で育児していくことが将来的に虐待や貧困につながることもあります。望んで中絶をしたかったわけではないと思います。中絶が原因で、精神的に不安定になってしまう人もいますし、次の妊娠に対して不安を感じる人もいると思います。身体的も精神的もダメージが強い。
ただ、中絶は決して悪ではないということを覚えておいてほしいです。
性教育について勉強して6年程になりました。
最近は性教育についてのSNSや YouTubeでの情報発信や性教育関連の書籍も多くなってきたと思います。ですが、まだまだ性教育=エロや妊娠・性感染症と認識している方もいるように感じます。
私自身もそうですが、学校で受けてきた教育では妊娠や性感染症などを学ぶことが中心で性教育を何故勉強する必要があるのかが最初はわかりませんでした。
ですが、性教育を学んでいく中で学生時代に学習してきた妊娠や性感染症のことでなく性教育は自分自身についてや相手との関係性についてなど性に関すること以外にも学ぶことができる人権教育だと思います。
性教育に関する知識をもっていくうちに、何故こんなに大切なことを学校や親から教わることができなかったのかや正しい知識がなかったからこそ悩んでいた時もあったため今までの人生を損していた気持ちになりました。
知識を得ることは自分を危険なことから守る盾となると思います。
少しでも多くの人に正しい知識をもってもらい、自分が思い描いていた人生を送ることのできる手助けをしていきたいと思います。